Innocent Garden
こんばんは。
土曜日の夜。バンドやって、飲みに行った割に、寂しさのぬぐえない夜です。
思うのは、スタイルっていうものは人それぞれあって、それに対して「好きだ」「気に食わない」というのはあっても不思議ではない。
けれどわざわざこだわるほどのことでもないとは思っているのです。
皆々様が思っている程、僕は細かくはないし、圧してもいなければ押しつけてもいないし、なんならこだわっていないです。
その割に気にされるのは、つまり逆説的にあなたがいちばんそういう点に押しつけがましいのでは?
でもそれはそれで構わないです。
僕がちょっと嫌だなと思った、程度のことです。
拘泥しても誰も幸せにならないことはこの世にはたくさんあります。
自分で考えればよろしいというだけ。
お互いにね。
結果は考えればわかることだけれど、とりあえず形をなぞってはおきたい、という欲求は確かに理解できます。
つまりは様式美、という考え方かな。
意味はなく、形だけが残る。
でも意味がないことへの自覚はあったほうがいいかな、と思う今日この頃。
無駄である、つまりは贅沢である。
そういう浪費が、生きているということですね。
久々に映画館で映画を観ました。
「Innocent Garden」(原題[storker])
プリズンブレイクの主演ウェントワース・ミラーが脚本を書き、ミア・ワシコウスカが主演。
すべてにおいて鋭敏な感覚を持ち、学校でも家でも心を閉ざし続ける少女。
娘に拒絶され、娘に愛されず、娘を愛せない母親。
今までどこにいたのか、正体不明の叔父。
父が亡くなったことを機に動き始める、storker家の奇妙な生活を描いた作品。
これだけだと絶対伝わらないですが、非常に倒錯した映画です。
そこそこの洗練された美と、そこそこサイコな描写と、そこそこなまとまり。
うん、面白かったかな。
好きなシーンがある映画は概して好きになれるのですが、僕はこの映画のラストシーンが好きです。
いかんせん楽しめなかった理由は、上映中に非常におなかが痛かったからです。
すぐにでもトイレに駆け込みたかったのですが、やはり上映中だし、観たいし、で我慢しながら波を乗り越え、ごまかしごまかし座っていました。
ただやはり集中はできないもので。
ラストシーンも、浸ることより「スタッフロールへの予感=終わりの予感」が見えたことにより如何に颯爽とトイレへ駆けていくかという思考になっていたためなんとも言えない複雑な気持ちでした。
それ含め、さまざまな描写の語り口を再度考えてみたいというのもあるので、もう一度観てみたいですね。
映画館ってのも、サイズによって情感が変わるものですね。いいものだ。
そういえば、2013年住みやすい街ランキング、守谷3位でしたね。
誇らしいですねー。いい街ですよー。
利便性もいいけれど、とにかくすごしやすい街、帰りたくなる街であってほしいですね。
そんなところ。
今日は久々に少しは中身のある文になったかしら。
曲。
バズマザーズで、「キャバレークラブギミック」。
元ハヌマーンのボーカルが結成したバンドです。
もともとそうですが、一つの日常シーン、特に俗っぽい領域を切り取って歌いあげるそのスタイルが面白いです。
その厭世感は変わらず、ですが。
今回はキャバクラに行く客と嬢のその現実を厭世的に描きます。
耳に残る声、メロディ、良いと思います。
久々に好きなモノ見つけたなぁ。紹介してくれた兄貴に感謝。
ではまた。
キャバレー・クラブ・ギミック
頭の中すべて空っぽにすれば楽しいっちゃ楽しい
キャバレー・クラブ・ギミック
どういう了見でこの安物のウイスキーがそんな値段になるのか
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